【腎臓の基礎知識】腎臓に良い食事の治療

今日は悩ましい、腎臓の食事について書きます。

食事の情報はあまりに情報量が多すぎて何が大切かが分からず、ノイローゼになる患者さんが結構います。

この記事では優先順位をつけて書いていこうと思います。

塩分

一番大切なのは減塩です。目標は3-6g/日にしましょう。

日本人が塩分好きで10-11g/日の塩分摂取をしていると言われており、日本人平均の1/3-1/2にするのが望ましいです。

ただし、3-6g/日を達成するのは難しく、塩分6g/日以下にできている人は全体の1割ぐらいしかいないと言われています。

腎臓病では、塩分→血圧→腎臓→味覚という悪循環が起きています。

特に腎臓病の患者さんでは味覚が低下し、塩っ辛いものを食べないと満足できなくなっている可能性があります。

数週間、塩分を控えると味覚が改善してこの悪循環を止めることができると考えられています。

減塩は気合ではなく、ダシを使ったり、酢を使ったり、香辛料、レモンなどをうまく利用します。

ここらへんは栄養士さんと相談するのが一番良いので、栄養相談をオススメします。

タンパク質

タンパク質を制限すると腎臓への負担が減り、保護する方向に進むと考えられています。

ただしこのタンパク質の制限は少しリスクが伴い、医師や栄養士による定期的な指導が必要です。

前提条件としてタンパク質を制限した分、他の炭水化物や脂質で補う必要があります。

タンパク質を減らそうと頑張ったけど、結果食事量そのものが減ってしまい、筋肉が衰えて衰弱しきってしまうという出来事が問題視されています。

そのため、個人的にはご高齢の方はあまりタンパク質制限を勧めていません

タンパク制限をするときは、動物性タンパク(特にソーセージ・ハムなどの加工食品)を中心に控えます。

豆腐などの植物性のタンパク質や、加えて魚のタンパク質はある程度であれば食べていただいても良いと思います。

野菜・果物(カリウムについて)

野菜や果物に含まれるカリウムは、身体に貯まり過ぎると心停止になる可能性があります。

血液検査でカリウムの値が6.5以上になると心停止の危険が増します。

そのため腎臓病の患者さんでは、野菜・果物を控えるように指導されます。

実は、カリウムの値が問題にならないのであれば、野菜・果物は食べた方がよいです。

適宜、採血検査でカリウムの値を評価しながら、自分の適切な野菜・果物の量をきめていくと良いでしょう。

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