基礎知識① 腎臓の構造と役割

腎臓内科の森 維久郎です。

本日は、腎臓についての基礎的なお話をします。

・腎臓のことが知りたいけど、よくわからない。

・腎臓って何をしているの?

という疑問にお答えするような内容を配信します。

腎臓の構造

からだの血液は、大動脈という大きな血管から枝分かれして全身にめぐります。

心臓からでた血液は、腹部の大動脈から分岐を繰り替えして腎臓に届きます。

腎臓に届いた血液は、腎臓の糸球体(しきゅうたい)という場所と尿細管(にょうさいかん)という2つの場所を通り尿として身体の外に出ていきます。

糸球体

糸球体(しきゅうたい)はフィルターみたいな役割を担って、血液をろ過する役割があります。

この糸球体は1つの腎臓の中に100万個あると言われています。

1分間にろ過される血液量をGFR(ジーエフアール)と呼びます。

このGFRは、採血検査で腎臓を評価するときに使用されるeGFRという値の近似値です。

私達医師は、採血検査でeGFRという値をみて、腎臓の糸球体で濾過されている血液の量を評価し、腎臓の能力をみています。

尿細管

糸球体で振り分けられた尿が通るのが尿細管という箇所です。

この場所で、更に必要なものと不要なものを振り分けをします。

具体的には、栄養素、ミネラル、塩分などを再吸収する働きなどがあります。

 

腎臓の役割

腎臓という臓器は、背中から腰にかけて左右に2つ存在する握りこぶし程の臓器です。

身体の血液を集めてろ過して、不要な老廃物や水分を尿として身体の外に出すのが主な役割です。

加えて、身体にとって必要な血液を作る成分や、骨を作る成分の産生に関わります。

まとめると腎臓の主な役割は以下2つです。

腎臓病の方はこの2つの役割を上手くになうことが出来なくなり、様々な障害がおきます。

不要なものを外に出す。

腎臓には、不要なものを出す働きがあります。

そのため腎臓病になると身体に不要なものがたまってしまいます。

毒素が貯まると尿毒症、水が貯まると浮腫・心不全になります。

必要なものを作る。

腎臓には、からだに必要なものを生み出す働きがあります。

そのため、腎臓病になると、身体に必要なものが作れなくなります。

血液を作る成分が不足して貧血になったり、骨を作る成分が不足して骨粗鬆症(こつそしょうしょう)になります。

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