DAPA-CKD

慢性腎臓病の患者でのダパグリフロジンの有効性を調べた研究がNEJMから発表されました。

要点としては、以下の2点です。

  • 糖尿病の有無に関わらず、eGFR50%、末期腎不全、腎・心血管死を抑制する
  • プライマリーアウトカムはNNT=19である

ダパグリフロジンは、腎臓以外にも以下の論文が出版・進行中です。

  • 心不全(HFrEF)を対象としたDAPA-HF試験
  • 心不全(HFpEF)を対象としたDELIVER試験
  • 心不全(HFpEFもしくはHFrEF)を対象としたDETERMINE試験
  • 急性心筋梗塞また発作発症後のnon-DMを対象としたDAPA-MI試験が進行中

 

DAPA-CKDの論文の結果を受けて、ダパグリフロジンを含むSGLT-2阻害薬は糖尿病の薬ではなく、腎臓病の薬として使用されていくと思われます。

現在、アストラゼネカ社はCKDでの適用拡大を申請することになるでしょう。

 

細かい論文の内容については原文をご確認ください。過剰書きにしたものについては以下をご参照ください。

【Patients】

  • 4304人
  • eGFR25-75ml/min/1.73m2
  • アルブミン尿200-5000mg/gCr
  • 4週間以上のACE/ARBの投与
  • 1型DM、ADPKD、ループス腎炎、ANCA関連血管炎は除外

Table1→50-70歳、BMI25-35、血圧130-40、CKDstage3、アルブミン尿1g前後が多い印象

【Exposure】

  • ダパグリフロジン10mg/日

【Comparison】

  • プラセボ

【Outocome】

50%eGFR低下、末期腎不全、腎・心血管死。中央期間2.4年

Table2

  • Primary outcome→HR0.61
  • eGFR50%低下、腎死→HR0.56
  • 心血管死・心不全入院→HR0.71
  • 死亡→HR0.69

 

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